NY外為:ドル、週間で3週連続高の勢い-追加利上げ観測高まる

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19日のニューヨーク外国為替市場でドルが上昇。週間ベースで3週連続高と、ここ4カ月で最長連続高となる見通しだ。米金融政策当局が来月にも利上げするとの観測が背景だ。

  ドルは主要通貨の大半に対して上昇。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は6月の連邦公開市場委員会(FOMC)が「ライブ」の会合になると述べたほか、リッチモンド連銀のラッカー総裁が「6月に金利を引き上げる根拠は非常に強いと考えられる」と述べた。新興市場通貨は下げた。

  ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、エリック・ビロリア氏(ニューヨーク在勤)は「市場は年内利上げ見通しを再び織り込み始めている。この期待の変化はドルにとっての支援材料となっている」と述べ、「しかしその見方はすぐに変化する可能性もある。米金融政策当局はなおデータ依存の姿勢を示しており、金融政策当局が利上げするには引き続きデータの改善が必要となるだろう」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。円は対ドルで0.2%上昇して1ドル=109円96銭。

  前日のドルはFOMC議事録に反応しユーロに対して0.9%高、対円では1%高をつけた。議事録では金融政策への言及で「6月」が6度使用されていた。

  ブルームバーグがまとめたフェデラルファンド(FF)金利先物動向を基にしたデータによれば、6月のFOMC会合で利上げが決定される確率は30%と織り込まれている。前週末はわずか4%だった。ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)によれば、データが弱くならない限り米金融当局は利上げする見通しで、これまでの景気改善を待つ姿勢から変化した。

  商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドは主要8通貨に対するドルの下落見通しを後退させた。ドルはユーロに対して過去2年間で20%以上値上がりした。ストラテジストらはドルが年末まで現在の1ユーロ=1.12ドル付近を維持するとみている。 

原題:Dollar Rally Longest Since January on Fed Rate-Move Speculation(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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