NY連銀総裁:6月か7月の利上げは妥当-経済が腰折れしない限り

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、連邦公開市場委員会は向こう2会合のどちらかにおける利上げに近づきつつあるとした上で、そのメッセージが金融市場に届くのは望ましいニュースだとの認識を示した。

  ダドリー総裁は19日、ニューヨークで記者団に対し「私自身の予測が順調だと確信できれば、この夏、6月から7月という期間に引き締めるというのは妥当な予想だろう」と述べた。

  総裁は自身の見通しについて、「成長ペースが潜在成長率を上回り、失業率に下向きの圧力をかけ続け労働市場の一層の引き締まりをもたらし、インフレ率が目標の2%に戻っていくと時とともに自信を深められるような経済」だと説明した。

  このほか、海外情勢に伴う見通しへのリスクは今年の初め以降に後退したと指摘。ただし、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐって6月23日に実施される国民投票は6月のFOMC会合に影響を及ぼし得る変数だと指摘した。

  総裁は「待つという点において考慮する必要がある。6月に利上げが理にかなっているのか、それとももう少し後まで待つ方が良いのかということだ」と述べた。

  このほか、金融当局の行動が金融市場で新たな混乱を引き起こし、米経済を弱める危険性については特に重要視しなかった。

  ダドリー総裁は最近の株式市場でのボラティリティについて、「金融環境のある程度の引き締まりは全く適切だ」とし、「いわばそれが金融政策引き締めの目的のようなものだ」と続けた。

原題:Dudley Says June-July Fed Hike Reasonable Unless Economy Wobbles(抜粋)