欧州債:ドイツ債ほぼ変わらず-米利上げ観測による下げを消す

19日の欧州債市場ではドイツ国債がほぼ変わらずとなった。米当局者のタカ派的姿勢で一時下げたものの、欧州中央銀行(ECB)の緩和策が重視された。

  ドイツ10年債利回りは一時、2週間ぶりの高水準に達した。18日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、経済指標が強めの成長とインフレを示唆すれば6月の利上げが正当化されるだろうとの認識を大半の政策当局者が示した。ユーロ圏の国債利回りはECBによる異例の国債購入プログラムで既に抑えられていたが、ECBが19日公表した4月の政策委員会議事要旨があらためて押し下げた。委員会はデフレ圧力が根強い中、構造改革に「重大な欠陥」があると警告した。

  キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェン・カラン氏(ダブリン在勤)は「ドイツ国債は前日発表されたFOMC議事録で下げた分を戻しただけだ」と指摘。ECB議事要旨は「ユーロ圏全体の国債に支援材料となったが、過去24時間にわたる利回りとリスク資産のボラティリティはほぼFOMC議事録が要因だった」と語った。

  ロンドン時間午後4時14分現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの0.17%。5日以来の高水準となる0.21%に達する場面もあった。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は103.22。フランス10年債利回りは0.51%だった。

原題:Germany’s Bonds Erase Decline as Effect From Fed Minutes Wanes(抜粋)

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