INGが円に最も強気、9月に対ドル95円-米大統領選の舌戦で

四半世紀の経験を持つINGグループのベテランアナリストが、円の対ドル相場が9月に1ドル=95円に達すると予想した。米大統領選挙での舌戦が保護主義の色調を強め、日本が円の上昇に歯止めを掛けることが難しくなるとみている。

  INGはブルームバーグの調査に答えた中で最も円に強気。同社は今週、第3四半期の円相場予想を112円から引き上げた。95円は3年ぶりの円高水準。年末の予想も100円と、112円から修正した。米大統領選挙では民主党、共和党の両候補とも自由貿易の米国への恩恵に疑義を呈していると、INGの世界戦略責任者、クリス・ターナー氏が指摘した。アジア時間19日は110円前後での取引。

  「11月初旬の米大統領選挙に向けて、保護主義リスクプレミアムを織り込んで当社予想を修正した」とターナー氏は電子メールで説明。「ドル・円相場がそうした懸念を市場が表明する手段になると考える。日本の介入に制限があることを考えると特にそうだ」と分析した。

原題:Veteran ING Analyst Turns Into Biggest Yen Bull on U.S. Election(抜粋)

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