豪州:4月の雇用者数、前月比1万800人増-失業率5.7%変わらず

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  • 4月の雇用者増加数は市場予想をやや下回った
  • パートタイム雇用者の伸びが寄与、フルタイム雇用者は減少

オーストラリアでは4月に雇用者数が増加し、失業率は2年半ぶりの低水準を維持した。パートタイム雇用者数の増加が寄与した。

  • 失業率は5.7%で変わらず(エコノミストの予想は5.8%)
  • 雇用者数は前月比1万800人増(同1万2000人増)
  • フルタイム雇用者は9300人減少。パートタイム雇用者は2万200人増えた
  • 労働参加率は64.8%に低下(同64.9%)

  過去最低水準の金利が、資源ブーム後退の中で失業者の吸収に貢献してきた建設や観光、教育といった業界の持ち直しを後押ししていることが、今回の統計で示唆された。雇用者数が2カ月連続で増えたことは、7月2日の総選挙を前に経済面の実績をアピールしたい現政権にとってはプラスだ。ただ、賃金の伸びは低迷しており、投資見通しも依然として弱い。

  キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・デールズ氏(シドニー在勤)は、この統計を受けて「オーストラリア準備銀行(中央銀行)が次回6月の会合で5月に続く追加利下げに踏み切る可能性は低い」との見方を示した。

  統計発表後、豪ドルは米ドルに対しやや下落。シドニー時間午後0時4分(日本時間午前11時4分)現在は1豪ドル=0.7219米ドルで推移している。発表前は0.7230米ドルだった。

原題:Australia Adds Jobs as Unemployment Rate Holds at 5.7% (1)(抜粋)