トランプ氏、米雇用奪ったと批判の3社に投資-アップル株も保有

更新日時
  • ユナイテッド・テクノロジーズやフォードの社債への投資で利益
  • 製品ボイコットを呼び掛けたアップルの株式と社債にも投資

米大統領選挙の共和党候補の指名獲得が確実となったドナルド・トランプ氏は、米国の雇用を海外に移転させた米企業に厳しい姿勢を示してきたが、それらの企業への投資を思いとどまることはなかったようだ。

  トランプ氏は選挙戦を通じて、航空機器などを製造する米ユナイテッド・テクノロジーズと自動車メーカーのフォード・モーター、食品・飲料メーカーのモンデリーズ・インターナショナルへの批判を展開したが、3社が発行した社債への投資で2015年1月以降に最大7万5000ドル(約830万円)を得ていたことが、米連邦選挙委員会(FEC)に提出した最新の資産報告で明らかになった。

  トランプ氏は、銃乱射事件容疑者のiPhone(アイフォーン)ロック解除で米連邦捜査局(FBI)への協力を拒否した米アップルついて、今年2月に製品ボイコットを呼び掛けたが、同社の株式と社債に投資していたことも分かった。

  15年1月1日から今年5月16日までの所得が5億5700万ドル余りだったことを同氏は資産報告で開示。社長や会長、役員などの役職を務める事業体の数は542と、前回の資産公開で明らかにした515から増えた。幾つかの名前がリストから外れる一方、新たに役職が記載された48の事業体が加わった。このうち2社は、ジャカルタに拠点を置く企業とのライセンス契約を通じて200万ドルから1000万ドルのロイヤルティー収入を得たという。

  トランプ氏の広報担当ホープ・ヒックス氏に電子メールを送ったが、これまでのところ返答はない。

原題:Trump Invested in Outsourcing Companies He Denounced in Campaign
Trump Disclosure Shows New Roles at Companies Amid Campaign (2)
(抜粋)