ユーロ圏:対ギリシャ2国間融資債権の買い入れで協議-関係者
Karl Stagno Navarra、Nikos Chrysoloras-
ESMによる購入が選択肢の1つ-関係者
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各国財務省高官が18日夜に電話会議-技術的な意見交換だと関係者
ユーロ導入国が実施したギリシャ向けの2国間融資の債権を買い入れる提案についてユーロ圏各国の財務省高官が協議した。国際通貨基金(IMF)による支援パッケージ関与の前提条件となるギリシャの債務負担を軽減する動きだ。
非公開協議だとして事情を知る2人の関係者が匿名を条件に明らかにしたところによれば、高官らによる電話会議が18日夜に開かれ、ギリシャの債務3210億ユーロ(約40兆円)相当を持続可能にする手法について話し合いが行われた。
各国がギリシャに供与した融資を欧州安定化メカニズム(ESM)が買い入れ、利払い負担を減らすというのが1つの選択肢になるだろうと関係者は説明。ギリシャ向けの2国間融資は2010、11両年に合わせて約529億ユーロ実施された。
ESMの報道官はコメントを控えた。関係者の1人によると、18日の協議は技術的な意見交換で、決定は何もなされていない。24日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)を前に各国の財務省高官は選択肢について議論するため集まる予定。
原題:Euro Area Weighs Greek Debt Relief in Bid to Keep IMF in Program(抜粋)
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