米テスラ、1540億円規模の公募増資を発表-生産拡大のため資金調達

  • マスクCEOも保有株を売り出し、ストックオプション行使に伴い
  • 今週初めの時点で「モデル3」の予約は37万3000台

米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは18日、およそ14億ドル(約1540億円)規模の公募増資を実施すると発表した。新型セダン「モデル3」の生産準備や、全モデルの生産台数目標である年間50万台の達成時期の2年前倒しへの対応に充てる資金を調達する。

  テスラの発表によれば、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がストックオプション行使に伴う税負担をカバーするために売却する分を含めた公募・売り出しの規模は総額約20億ドルとなる。目論見書によると、テスラが発行する新株は680万株で、引受証券会社がグリーンシューオプションを行使した場合は824万株となる。マスクCEOは278万株を売り出す予定。

  来年後半に量産・納車を開始する予定のモデル3が予想を超える人気となったため、テスラは生産能力の拡大を迫られている。

  ロバート・W・ベアードのアナリスト、ベン・カロー氏は「増資は予想されていた。早いに越したことはなく、規模もちょうど良い」と指摘。ストックオプションの行使で「株式希薄化をめぐる懸念が取り除かれる」とも述べた。

  テスラはまた、今週初めの時点でモデル3の予約台数は約37万3000台になったと、届け出で明らかにした。顧客による予約取り消しが約8000台あったほか、重複予約が約4200台あったと説明した。

  米株式市場の時間外取引で、テスラの株価はニューヨーク時間18日午後6時28分(日本時間19日午前7時28分)現在、ほぼ横ばいの211.60ドルで推移している。通常取引終値は3.2%高の211.17ドルだった。年初来では12%下げている。

原題:Tesla to Sell $1.4 Billion in Shares for Expanded Production (2)(抜粋)

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