りそなHD:米商銀と初の業務提携へ、取引先の海外M&Aも支援

りそなホールディングスはサンフランシスコに本店を構える米中堅商銀バンク・オブ・ザ・ウエスト(ウエスト銀)と近く業務提携を結ぶ計画だ。米国進出や事業拡大を目指す取引先企業に、同行を通じて融資や新たなビジネス機会を提供する。海外業務の強化が狙いで米銀との提携は初めて。

  りそなHDの東和浩社長はブルームバーグとのインタビューで、早ければ月内にも提携契約を締結することを明らかにした。その上でウエスト銀について、「現地にジャパンデスクがあり進出企業へのサービスが厚い」と指摘。米国は「景気が堅調で日本企業の事業拡大ニーズが高い」と述べた。

  りそなはインドネシアに現地法人を、上海や香港に駐在員事務所を置き、アジアを中心に現地銀との提携拡大を進めており、送金や手形買い取り、融資保証などからの国際業務収益は年間100億円前後に上る。11日にもインドのイエス銀行と提携したばかりで、米ウエスト銀が加われば提携先は合計14カ国16行となる。

  ウエスト銀は仏最大手銀行BNPパリバの米国子会社。同社のウェブサイトによると、ウエスト銀は1874年に設立の地方銀行。2015年12月末の総資産757億ドル(約8兆3300億円)、店舗数600カ店以上、従業員数約1万400人を抱える。融資先企業からの要望が多かった米銀との提携が実現する。

  東社長は現地では取引先の進出支援とともにビジネス拡大もサポートする方針で、ウエスト銀も関与するクロスボーダー型のM&A(合併・買収)関連業務にも意欲を示した。米国にはすでにりそなの取引先2800社以上が進出しており、今回の契約締結後は中南米「メキシコ」の銀行との提携を模索していきたいとしている。