ブラジル株:ボベスパ指数下落、新政権始動より先に米利上げとの懸念

  • 商品価格が下落する中、他の新興市場株も下げた
  • 投資家はブラジル新政権がどのような政策を打ち出すか見守っている

18日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が5週間ぶり安値に下落。ブラジルの新政権が投資家の信頼を回復するより先に、米国が利上げサイクルを進めるとの懸念が広がった。

  同日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC、4月26-27日開催)議事録では、大半の政策当局者が経済の改善が続いた場合は6月の利上げが適切になるとの認識を示したことが明らかとなった。商品価格が下落する中、他の新興市場株も下げた

  証券会社ギジ・インベスチメントスのエコノミスト、イグナシオ・クレスポ氏は、「市場は海外からもたらされるニュースに反応しており、米国での利上げ観測に反応しているのは明らかだ。投資家はブラジル国外の展開を極めて注視している」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.5%安の50561.70で終了。指数構成59銘柄のうち34銘柄が下落し、鉄鉱石生産最大手のヴァーレとブラジル石油公社(ペトロブラス) が指数の下げに大きく寄与した。

  投資家はまた、メイレレス財務相が財政立て直しとここ1世紀で最も深刻なリセッション(景気後退)からの脱却に向けて、どのような対策を打ち出すか見守っている。テメル大統領代行が率いる政権は引き続き、今年の財政目標の変更作業に取り組んでおり、計画は来週議会に提出される見通しだ、とジュカ企画・予算管理相が明らかにした。

原題:Brazil’s Stocks Fall on Concern Fed May Be Faster Than Meirelles(抜粋)

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