FOMC議事録:大半が6月利上げの可能性を指摘、見通しは割れる

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米連邦準備制度理事会(FRB)が18日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、4月26-27日開催)議事録によると、大半の政策当局者は、経済の改善が続いた場合は6月の利上げが適切になるとの認識を示した。ただ6月会合までにそうした状況になり得るかどうかについては、意見が分かれた。

  議事録では、「大半の参加者は、今後入ってくるデータが、4-6月(第2四半期)に経済成長が上向き、労働市場が引き続き力強さを増し、インフレが委員会の目標2%に向けて進展している状況と一致すれば、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを6月に引き上げるのが適切になる可能性が高いと判断した」と記された。

  その上で「入手する情報により次回会合時に政策スタンスの調整が適切になる可能性については、参加者はさまざまな見解を示した」と説明した。

  当局者らは6月会合について、「総じて、政策の選択肢をオープンにしておき、この決定を下す上での柔軟性を維持するのが適切だと判断した」と記された。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「FOMCは6月に利上げすると決定してはいないものの、可能性があることは理解して欲しいと考えている」と指摘。これから発表されるデータが良好なら、「市場は6月利上げの確率を引き上げ続ける必要がありそうだ」と続けた。

  議事録によれば当局者らは先行きリスクとして、6月23日に予定されている英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票や中国の通貨に関連して起こり得る金融不安などを挙げた。

  さらに、一部の参加者は市場が6月利上げへの準備が不足していると懸念を表明し、委員会が経済・金融情勢にどう対応しようとしているかについて、会合と会合の間に市場に向けて明確に伝達することの重要性を強調した。

原題:Most Fed Officials Saw June Hike Likely If Economy Warrants (1)(抜粋)