元野村のトレーダー、スケープゴートにされたと主張-不当解雇裁判

  • ジョバンニ・ロンバルド氏はロンドンで野村を提訴、不当解雇を主張
  • ロンバルド氏の職務怠慢が4000万ドルの損失の一因だったと野村

野村ホールディングスの元債券セールス担当者で同社を不当解雇で訴えているジョバンニ・ロンバルド氏は18日ロンドンでの証言で、顧客の取引がフェイルしたことについて上司が自身をスケープゴートにしたと主張した。この取引で野村は最終的に4000万ドル(約43億8400万ドル)の損失を被った。

  証言によると、ロンバルド氏はインベクスター・キャピタル・マネジメントという金融取引会社のマネジャーで唯一の従業員だったアルベルト・スタッティ氏に、上司に責めたてられていると訴えていた。インベクスターと野村の間には債券取引があった。インベクスターは1年ほどの間の取引の後、2015年に破綻し大手金融機関数社に合わせて約1億2000万ポンド(約190億円)の損害を与えた。

  ロンバルド氏は社内の他の人間の過ちの責任を押し付けられたと主張する。ロンバルド氏が上司に強いられてスタッテイ氏に電話した時にはスタッティ氏との取引6億6600万ドル相当がフェイルしていたという。スタッティ氏は30分待ってくれと言ったが、支払いは結局行われず野村はロンバルド氏を解雇した。野村の株式セールス責任者マイク・ウォード氏は先週の提出文書で、ロンバルド氏とスタッティ氏の電話連絡の4日前の2015年5月8日には上司に問題を報告できたはずだと主張した。同日の野村とスタッティ氏との取引額は3億3300万ポンド。野村の幹部は同月12日の夕方に初めて、問題を発見したという。

原題:Ex-Nomura Trader Says Bank Crucified Him Over Client Demise (2)(抜粋)