中国本土投資家の香港株買い膨らむ-共産党ナンバー3到着の17日

香港の株式市場はできる限りの手助けを必要としている。中国共産党の序列3位である張徳江全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員長が3日間の香港訪問を始めた17日、同市場に手が差し伸べられた。張氏の香港到着に合わせるように、本土投資家からの資金流入が1年ぶりの高水準に膨らんだ。

  中国共産党の機関紙、人民日報は経済縮小に直面している香港に「自信と希望」を張氏がもたらすことになると報じた。瑞東金融市場によれば、この香港株購入の背後には本土の機関があるようだ。

  瑞東金融の中国担当チーフエコノミスト王致翔氏(香港在勤)は「こうした動きは極めて異例で、中国の機関が買い入れたようだ」と述べ、「張氏の香港訪問と一致している。あらゆる道路を警察が封鎖してはいるが、張氏訪問は株価上昇を伴う若干だが強気の材料になる可能性がある」と語った。中国当局は重要な国家的イベントの前に本土市場に介入してきたことで知られている。今年の全人代や昨年の抗日戦勝記念軍事パレードの前にも介入があったもようだ。

  ブルームバーグの集計データによると、香港、上海両証券取引所の株式注文相互取り次ぎを介し、本土投資家は17日、香港株購入枠の26億元(約435億円)相当を利用。この額は2015年4月23日以来の大きさ。香港株の指標、ハンセン指数は前日比1.2%高とほぼ1カ月ぶりの上昇幅で17日の取引を終えた。

原題:Hong Kong Stock Inflows Surge From China as State Leader Visits(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE