香港で起きた2分間の謎の相場急落、中国不安浮き彫り-透明性も欠如

  • この2分間の先物の売買高、当日全体の9%
  • 誤発注などの報告はないと香港取引所

香港市場で週初にハンセン中国企業株(H株)指数が2分間で急落し、その後急反発したことは、中国経済をめぐる懸念が広がる中で市場参加者の不安を一段と高めた。

  香港上場の中国本土株の指標であるH株指数は、現地時間16日午後2時14分-2時16分(日本時間同3時14分-3時16分)に、前週末比1%高から1.5%安へと一気に下げた。その後はプラス圏に戻った。ブルームバーグの集計データによると、この2分間にH株指数先物(5月限)の売買高が1万1900枚余りに膨らんだ。

  海通国際証券集団のセールス・トレーディング担当マネジングディレクター、アンドルー・サリバン氏(香港在勤)は電子メールで、「市場は驚いた猫のような反応を示した」とし、「中国で何が起きているのか、透明性が欠けている」とコメントした。

  香港証券取引所を運営する香港取引所の広報担当者ロレイン・チャン氏は16日、急落に関して誤発注の報告は受けておらず、市場の活動を注意深く監視していると述べたが、同取引所は17日、この件で更新する情報はないと説明した。香港証券先物委員会(SFC)の広報担当者はコメントを控えている。

  H株指数の急落前、同指数の先物は約1分間で253ポイント下落。その次の1分で約180ポイント戻した。この2分間の先物の売買高は、16日の1営業日分全体の9%を占めた。急落前の1分当たり売買高は平均200枚程度だった。

原題:Two-Minute Tumble Highlights China Market Jitters in Hong Kong(抜粋)

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