南国や南の島に中国人VIPをいざなえるか-マカオ低迷でカジノ各社

  • インペリアル・パシフィックはサイパンで71億ドル投資へ
  • マカオのVIPカジノ収入は昨年160億ドル相当と前年比で40%減

マカオでのカジノ収入が規制強化で落ち込む中で、カジノ運営各社は高額の賭けを楽しむ中国人VIPを、世界最大のカジノ拠点から東南アジアや南の島にいざなおうとしている。

  インペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス(博華太平洋国際)は、サイパン島でカジノ拡張のため2020年末までに71億ドル(約7750億円)を投じると発表。同島では恒久的なカジノ施設が来年の早い時期に誕生するとしている。

  メルコ・インターナショナル・デベロップメント(新濠国際発展)はベトナムでのカジノ事業を模索している。マカオでのカジノ会議に参加した同社の最高ゲーミング責任者、アンディ・チョイ氏が明らかにした。

  インペリアル・パシフィックの世界資本市場担当社長シェン・ヤン氏は「カジノ各社は多角化を進めている。マカオでのこのビジネスは利益率低下で本当に難しい。各社が海外に目を向け、利益を出すことができる場所にカジノを楽しみたい顧客を連れていこうとするのは当然だ」と述べた。ヤン氏によれば、同社がサイパンで昨年11月にオープンした臨時のカジノ施設は予想を上回る収入を上げている。

  マカオでカジノを展開するメルコ・クラウン・エンターテインメント(新濠博亜娯楽)の筆頭株主であるメルコ・インターナショナルは、事業拡大に向けベトナム以外にも注目しているとチョイ氏は説明。メルコ・クラウンはすでにフィリピンでカジノリゾートを運営している。

  カジノのVIP顧客が好んで楽しむカードゲーム、バカラの収入で測るマカオのVIP収入は昨年160億ドル相当と、前年比で40%減った。

原題:Chinese VIPs Wooed to Tropical Isles as Macau Tightens Rules (1)(抜粋)

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