ダウ工業株平均下落でも輸送株上昇-乖離は昨年7月以来最大

  • 水上輸送会社カービーが上げを主導-利益見通しの維持を好感
  • ダウ輸送株20種平均は一時2.2%高

17日の米株式市場で相場全体が下落したのに対し、輸送株は上昇。この日発表された4月の米鉱工業生産と住宅着工件数が堅調だったことに加え、利益見通しの維持など個別企業のニュースも好感された。

  17日の取引でダウ輸送株20種平均は上昇し、下落したダウ工業株30種平均との乖離(かいり)が2015年7月以来最大となった。4ー6月(第2四半期)と16年通期の利益見通しを維持した水上輸送会社のカービーが上げを主導。レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)が自社株を購入したことを受けて、同業のエイビス・バジェット・グループも値上がりした。

  リッジワース・インベストメンツのシニアストラテジスト、アラン・ゲール氏は、鉱工業生産や住宅着工件数など製造業に関するプラスのニュースはダウ工業株平均より輸送株平均に大きな恩恵を与える傾向があると指摘。ダウ輸送株平均は鉄道や航空、運輸などの銘柄で構成されるが、ダウ工業株平均を構成する銀行やコンピューター関連銘柄は含まれていない。

  ダウ工業株平均構成銘柄に最後に採用されたのはアップルで、同時にAT&Tが同指数から除外された。その前の採用銘柄変更では、ゴールドマン・サックス・グループやビザなど3銘柄が加わり、金融関連銘柄の影響力が高まった。

原題:Rising Transportation Stocks Defy Dow to Diverge Most Since July(抜粋)