ドイツ銀、今年も株主の怒りに直面-新経営陣の戦略に投資家納得せず

  • 株価は昨年の株主総会後にほぼ半値に
  • 減収と法的費用が回復への逆風

ドイツ銀行の株主は昨年の株主総会で不満を表明した。その数週間後に当時のアンシュー・ジェイン共同最高経営責任者(CEO)は更迭された。

  19日にフランクフルトで開かれる今年の株主総会ではパウル・アハライトナー監査役会会長とジェイン氏の後任のジョン・クライアン共同CEOが株主からの批判にさらされる。収入減少と必要資本額上昇の中で、株主はまたも増資を求められることを懸念している。

  ドイツ有価証券所有保護同盟(DSW)のバイスプレジデント、クラウス・ニーディング氏は、株主総会の「雰囲気は悪いだろう。昨年よりひどいかもしれない」と話す。

  ドイツ銀株は過去1年に約50%下落した。資本増強やコスト削減の計画が信頼回復につながらず業界全体の利益が減少。さらに4月の監査役会内の対立がアハライトナー会長の不正防止への取り組みに対する疑問を呼んだ。

  アハライトナー会長(59)とクライアンCEO(55)はこの記事の取材でコメントを拒んだ。

  ドイツ銀の上位20株主の1社の幹部はクライアン氏を支持すると述べた。上位10株主の1社の運用者はこれまでのコスト削減取り組みに失望したとしてクライアン氏が削減を推し進めることを望むと語った。両氏とも公に語る権限がないことを理由に匿名を条件に発言した。

  上位50株主の1社、ジャナス・キャピタル・グループのアナリスト、バーリントン・ピット・ミラー氏は「進展が目に見える世界に移らなければならない」と述べた。

原題:Deutsche Bank Faces Fresh Investor Ire a Year After Shakeup(抜粋)