FOMC議事録、6月か7月利上げめぐる議論示す公算-18日公表

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  • リスクバランスに関する議論にも注目
  • 当局は市場が織り込む利上げ確率低過ぎを是正したい

18日に公表される4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録により、利上げあるいは据え置きのリスクをめぐる米当局者らの考えがより明瞭になる見込みだ。

  4月26、27両日開かれたFOMCの議事録は現地時間18日午後2時に公表される。複数の地区連銀総裁は先週、6月か7月の利上げがあり得ると発言した。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は27日、フィッシャー副議長は19日に講演する。 

  フェデラルファンド(FF)金利先物の動向によれば、投資家は6月または7月の利上げの確率を23%未満とみている。議事録を読めば、FOMCの政策当局者がどの程度、利上げに傾いているか分かるだろう。米国と世界経済の見通しに対するリスクに関する議論の内容をうかがうこともできるかもしれない。FOMCは1月から、米国経済見通しに対するリスクバランスについての判断の公表をやめている。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「4月FOMCの声明は6月利上げの確率を少し調整しようとする当局の試みだった。当局は6月利上げの意向を示すまでの考えはなかったが、市場で織り込まれている6月利上げ確率は低過ぎると感じた」と解説した。

  4月26、27日のFOMC声明からは世界経済・金融市場に関するリスクも削除された。同会合では決定発表後の記者会見はなかった。

  FOMCは3月に、年内に2回の利上げがあるとの予測を示したが、投資家は懐疑的だ。雇用は増えているものの、個人消費には浮き沈みがあり、当局が重視する米個人消費支出(PCE)価格指数が示すインフレ率も2%未満にとどまっている。米労働省が17日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇と、3年ぶりの高い伸びを記録した。

  次回FOMCは6月14、15日。約1週間後の23日に英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票を控えている。

原題:Fed Minutes Likely to Reveal Debate on June, July Rate Hike (2)(抜粋)