米サウスウエストのパイロット、「737マックス」運航差し止め請求

サウスウエスト航空のパイロット労組は16日、パイロット8300人の新たな契約交渉がまとまるまで、同社にボーイングの最新ジェット機「737マックス」の運航差し止めを求める訴えをテキサス州ダラスの連邦地裁に起こした。

  同労組はまた、来年マックスが納入される際にサウスウエストが同機を運航したいのであれば「交渉の引き延ばし」をやめ、契約締結に向け最大限の努力をするよう求める裁判所命令を要請している。

  マックスが予想外に早期に納入される見通しであるため、4年余りにわたり新たな契約をめぐり交渉してきたサウスウエストとパイロットの間で緊張が高まっている。最初のマックスが来年3月にも納入される可能性があることはパイロットにとっては合意を達成するための新たな材料となるが、交渉が成立しなければ同機が納入後に運航されない恐れもある。

  ゲーリー・ケリー最高経営責任者(CEO)は16日の電子メールで、マックスに絡む問題は同機の納入前に解決される見込みのため、訴訟は「不要であり時期尚早」だとコメントした。

  同CEOはマックスについて、エンジンが改良された以外は既存の契約に含まれている航空機と同様であるため、運航は可能だと確信していると指摘した。パイロットの契約では、運航対象の航空機を明記し、報酬など関連項目を盛り込むことが業界の慣行となっている。

原題:Southwest Pilots Sue Carrier to Block Flying of Boeing’s Max (1)(抜粋)