【個別銘柄】新日鉄住金やRIZAPの健康コポ高い、携帯電話下げる

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17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  新日鉄住金(5401):前日比3.3%高の2271.5円。保有する韓国ポスコ株の34.1%に当たる150万株を売却する、と16日に発表。売却時期は市場動向を見極めた上で判断する。出資比率は3.32%に低下する見込みで、資産圧縮による財務体質の改善につながるとみられた。

  キリンホールディングス(2503):3.5%高の1852.5円。みずほ証券は16日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を1550円から2420円に上げた。低収益事業の改善の遅れがバリュエーションのディスカウント要因だったが、経営の変化で見直しが進むと予想。同証による2016年12月期の連結営業利益予想は1360億円と、会社計画1250億円からの上振れを見込む。

  携帯電話株:KDDI(9433)が3.5%安の3185円、NTTドコモ(9437)が2.8%安の2708.5円。総務省はさらなる携帯電話料金の引き下げを求めていく考え、と同省関係者の話としてブルームバーグ・ニュースが17日午後に報じた。ソフトバンクグループ(9984)を含む3社には値下げ余地が十分あると認識しており、ライトユーザーや長期契約者向けの値下げプランを広い層に拡大させたい考えという。

  ソニーフィナンシャルホールディングス(8729):4.9%安の1262円。16年3月期の連結経常利益は前の期比21%減の711億円だった、と16日に発表。生命保険、銀行両事業での減少が響いた。17年3月期は銀行の減益を見込み、0.1%減の710億円と計画。市場予想の868億円を下回る。SMBC日興証券は、ソニー生命の前期末の市場整合的エンベディッド・バリュー(MCEV)は1.06兆円、MCEVをリスク量で割ったソルベンシー比率(ESR)が104%と昨年末から大幅に低下したと指摘。相対的に資本充足度が高いとみていたため、ネガティブな印象とした。

  健康コーポレーション(2928):100円(14%)高の797円とストップ高。16年3月期の連結営業利益は前の期比2.4倍の50億6600万円だった。と16日に発表。パーソナルトレーニングジム「RIZAP」の売り上げが前年比ほぼ2倍となり、大幅な先行投資負担を吸収した。国際会計基準(IFRS)を適用する17年3月期は101億5000万円を見込む。7月1日付で純粋持株会社制に移行、商号を「RIZAPグループ」に変更する。

  gumi(3903):17%高の1037円。スクウェア・エニックスとの共同制作で配信しているスマートフォン向けロールプレーイングゲーム「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」について、16年夏から全世界に向け配信すると17日に発表。英語とドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語の6言語に対応する方針。国内では昨年10月の配信以降、600万ダウンロードを突破しており、今後の収益貢献を見込む買いが入った。

  日立化成(4217):3.9%高の2032円。ドイツ証券は16日、投資判断「ホールド」から「買い」、目標株価を2000円から2400円に上げた。15年3月期下期に行った人員削減効果の一巡後、成長ドライバー不足に直面していたが、最終需要環境が最悪期を脱しつつあると分析。下期に向けIT関連製品の回復が期待でき、割安なバリュエーションが見直されると予想した。

  メディパルホールディングス(7459):7.5%高の1906円。16年3月期の連結営業利益は前の期比29%増の423億円だった、と16日に発表。主力の医療用医薬品卸売事業が増収増益、吸収合併効果もあった化粧品・日用品のほか、動物用医薬品の各卸売事業も伸びた。17年3月期は0.5%増の425億円を計画。
  日本製鋼所(5631):8%安の392円。17年3月期の連結営業利益は前期比17%減の120億円を計画する、と16日に発表。レーザーアニール装置や樹脂製造・加工機械など産業機械事業の拡大で前の期比92%増の144億円だった16年3月期からの悪化を見込む。

  船井電機(6839):11%高の913円。17年3月期の連結営業損益は43億円の黒字を計画する、と16日に発表。液晶テレビの北米市場での販売拡大やインクジェットプリンターの複数モデルの販売開始などで増収を想定、在庫圧縮や北米販売子会社統合による経費低減なども見込む。16年3月期は131億円の赤字だった。

  オープンハウス(3288):7.5%高の2688円。大和証券は16日、目標株価を2600円から3300円に上げ、投資判断「1(買い)」を継続した。棚卸資産は高水準を維持しており、下期に向け仕入れが進んでいると分析。主力の戸建ては都心部での新築マンションの高騰もあり、相対的な優位性が続くともみている。16年9月期営業利益は会社計画の290億円を上回る300億円と予想、来期は340億円を見込む。

  セブン銀行(8410):4.1%安の426円。ゴールドマン・サックス証券は17日付のリポートで、前日開かれた経営説明会で会社側が将来見通しに関し弱気なビューを持っている印象を受けた、と指摘した。マイナス金利導入以降の利用件数の落ち込み、ATM設置支払い手数料の増加などがネガティブとし、17年3月期の経常利益予想を405億円から391億円(会社計画376億円)に減額。

  ティラド(7236):12%高の192円。17年3月期の連結営業利益は前期比2倍の25億円を計画する、と16日に発表。国内で建設産業機械用、空調機器用の減収を見込む半面、米国拠点の改善など海外収益の伸びを想定した。16年3月期は前の期比62%減の12億4700万円。同社はラジエーターなど熱交換器メーカー。

  不二ラテックス(5199):7%安の292円。16日に発表した17年3月期の連結営業利益計画は前期比4.3%増の6億8000万円、増益率が3.6倍だった16年3月期から大幅に鈍化する。前期はショックアブソーバーなど主力の精密機器事業、内視鏡用バルーンなど医療機器事業双方での生産合理化効果が寄与した。

  UBIC(2158):15%安の1040円。16年3月期の連結営業利益は前の期比32%減の1億8000万円だった、と16日に発表。米社買収の効果などで売上高は7割増えたが、買収関連費用とのれん・顧客関連資産の償却費発生、人工知能技術の開発など新規事業関連費の計上も響いた。17年3月期は47%減の9500万円と連続減益を計画。

  そーせいグループ(4565):3.8%高の2万2350円。スイスのノバルティス社がそーせいの導出品を含む「ウルティブロ」について、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者における増悪抑制などについて優越性を示したことを専門誌で明らかにした、と16日に発表。米国で開かれた胸部疾患学会の国際会議でも公表されたとし、導出品の認知度が高まるとみられた。

  ソフトフロント(2321):4.8%高の217円。16日に17年3月期の連結業績計画を公表、売上高は25億-37億円、経常利益は3000万-2億円とした。ソフトウエア販売事業の落ち込みで4億6800万円の損失と経常赤字が続いた前期からの改善を見込む。

  日本ラッド(4736):4.3%高の511円。16年3月期の連結営業損益は1億9000万円の黒字と、前の期の2億8000万円の赤字から改善したと16日に発表。LED光源による大型壁面マルチスクリーンディスプレーなどプロダクトマーケティング事業、医療機関向け医事システムなどシステムソリューション事業の好調が寄与した。17年3月期営業利益は32%増の2億5000万円と計画した。

  日本インター(6974):12%高の170円。8月1日付で京セラ(6971)が吸収合併する、と16日に発表。日インター1株に対し京セラ株0.032株を割り当て交付する。前日の京セラ株終値5369円から試算した理論価格は171.8円で、さや寄せを見込む買いが入った。

  イリソ電子工業(6908):7.5%高の6310円。6月2日付でジャスダック市場から東証1部または2部へ上場市場が変更になる、と16日に発表。知名度や信頼性の向上を見込む買いが入った。市場変更と会社設立50周年を記念し、17年3月期の第2四半期末に1株20円の記念配当を実施するとも発表。年間では80円と前期60円からの上積みを見込む。

  第一興商(7458):5.2%安の4505円。17年3月期の連結営業利益は前期比4.5%減の190億円を計画する、と16日に発表。業務用カラオケ事業の好調で前の期比4.5%増の199億円だった16年3月期から悪化する。

  IBJ(6071):5.1%高の620円。いちよし経済研究所は16日、フェアバリューを600円から800円に上げ、投資判断「A(買い)」を継続した。新規加盟相談所の増加ペースの加速はポジティブで、イベント事業での好調な動員数も評価。16年12月期営業利益は会社計画の10億円(前期比19%増)に対し11億5000万円と予想、来期予想は14億円から15億円に見直した。

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