ブラジル株:ボベスパ指数、ほぼ変わらず-商品高受け通貨レアル上昇

  • 指数構成銘柄で値上がり上位は商品関連が中心、ペトロブラス高い
  • 通貨レアルは金属・原油価格の上昇を受けて0.9%高

16日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数はほぼ変わらずだった。商品相場が値上がりする中、同国の原材料輸出業者の見通しが改善し、ブラジル通貨レアルは上昇した。

  ボベスパ指数は前週末比ほぼ変わらずの51802.92で終了。一時、1%高となる場面もあったが、下げに転じ上昇分を失う展開となった。レアルは金属・原油価格が上昇する中、対ドルで0.9%高の1ドル=3.5014レアル。ブルームバーグ商品指数は0.8%上昇し、輸出の半分を原材料が占める国への資金流入見通しが強まった。

  ボベスパ指数構成銘柄では値上がり上位10銘柄中7銘柄が原材料関連企業。ブラジル石油公社(ペトロブラス)と鉄鉱石生産最大手のヴァーレが値上がり上位銘柄に入った。この日は経済見通しの一段の悪化が示されたものの、商品相場の動向がより大きな材料となった。ブラジル中央銀行のエコノミスト調査では今年の国内経済成長率見通しがマイナス3.88%(前回調査はマイナス3.86%)となり、小売りのブラジレイラ・ジ・ディストリブイサンなど消費関連株が下げた。

  インフィニティ・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、 ジェイソン・ビエイラ氏(サンパウロ在勤)は「財政赤字とリセッション(景気後退)に対し新政権がどのような政策を打ち出してくるか投資家が見守る中、この日は商品の動向が景気に関するニュース以上に材料視された」と語った。

原題:Brazil Real, Stocks Rise With Emerging Markets as Materials Gain(抜粋)