石油生産者、3カ月の原油上昇局面は終了間近と予想-下落に備える

  • 生産者側のWTI売越残高は4年半ぶり高水準
  • ヘッジを積極的に行う動き強めているとアナリスト

石油の生産者側は原油価格持ち直しを好機と捉え、再び価格が落ち込んだ時に備える動きに出ている。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、米指標原油ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物とオプションの生産者らによる売越残高は、5月10日終了週に3.8%増加して2011年9月以来の高水準に達した。カナダの山火事やアフリカでの武装勢力による攻撃が生産抑制要因となっているが、米在庫は87年ぶりの高水準付近で推移している。売越残高の増加は3週連続と、2月以来最長。

  EOGリソーシズやチェサピーク・エナジーなどエネルギー会社は、先物やスワップといった金融手段を活用し、再び原油が下がる事態に備えている。WTIは12年ぶりの安値を付けた2月中旬以降、75%余り上昇した。

  アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は生産者側について、「上昇局面が始まって以来、ヘッジを積極的に行う動きを強めている。価格の下降局面での生き残りをかけて、この取引に魅力を感じているようだ」と語った。

原題:Oil Drillers Betting Three-Month Crude Rally Is Nearing the End(抜粋)

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