任天堂:映像制作事業参入へ、複数の関係先と協議

  • 自社キャラクターを使い、収益を増やすことが狙い
  • 任天堂が主導して事業を実施、マリナーズ売却資金の一部使う

ゲーム関連の売り上げが減少する任天堂は、映画を含む映像制作事業に参入する。マリオやリンクといった自社キャラクターを使い、収益を増やすことが狙い。

  広報担当の若江誠氏が電話取材に明らかにした。若江氏によれば、同事業に関連し複数の関係先と協議している。他社にキャラクターの使用を認めるのではなく、任天堂が主導して事業を行い、米大リーグ球団シアトル・マリナーズの持ち分を売却して得た資金の一部を投じる。映像に使うキャラクターや売り上げ目標、事業規模などは明らかにしなかった。

  自社のゲーム機を中心に事業展開してきた任天堂だが、スマートフォン向けのゲーム市場が拡大する中で収益の多角化を図っている。3月には初のスマホアプリの配信を開始。テーマパーク展開も進めている。来年3月には次世代ゲーム機「NX」を発売する。

  岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは「新たな収益を開拓しようという意図は理解できる」と述べた。一方、任天堂の本業はゲームとし、NXやスマホゲームとの「相乗効果を生み出せるのなら高く評価できる」と分析した。

  16日の任天堂株は一時、前営業日比3.2%高の1万5845円となり、1カ月ぶりの日中上昇率となった。午後1時17分現在は同3.0%高の1万5815円。朝日新聞は同日付朝刊で「任天堂、映画事業に参入へ 」と報道していた。

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