ヘッジファンドの銀買い越し、過去最高水準-相場上昇の勢いには衰え

  • 資産運用会社は銀の買い越し増やす:CFTCデータ
  • 工業用需要などで銀相場は今年24%上昇している

今年の貴金属市場で最高のパフォーマンスを示している銀の相場上昇の勢いが衰え始めているにもかかわらず、ヘッジファンドによる銀相場上昇を見込む買い越しは過去最高水準に達した。

  資産運用会社による銀の買越残高は過去5週間のうち4週で増加。銀相場は1-3月(第1四半期)に四半期ベースとしては2012年以来最高のパフォーマンスを示した。ただ相場は2週連続で下落し5月に入ってほぼ4%下げており、上昇は鈍化する兆しを見せている。

  経済指標から米国経済の回復力と中国経済の安定化が示され、銀相場のパフォーマンスは4月半ばに金を上回り、貴金属で最高となった。その数日後に銀は強気相場入りした。ただ、それ以降、今月発表された一部の工業指標が予想を下回る中、工業用需要の楽観的な見通しは揺らいできている。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、資産運用会社による銀の先物とオプションの買越残高は10日終了週に7%増加し7万1656枚。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の銀相場は先週、2.3%下げ1オンス=17.132ドル。今年24%上昇している。

原題:Hedge Funds Keep Betting on Silver Even as Rally Starts to Fade(抜粋)