S&P500種は依然割安、07年のピーク知らせた評価ツールが示唆

  • 株式益利回りと10年債利回りの差で強気シグナル点灯
  • 配当利回りと10年債利回りの差も拡大

米企業収益の1年にわたる不振で、S&P500種株価指数の株価収益率(PER)は、インターネット株バブル期以来の高水準付近にある。しかし、債券と比較すると株価は依然として割安な水準にとどまっている。

  S&P500種の益利回りを10年物米国債利回りと比較するいわゆるFEDモデルでは、S&P500種は依然として2002年から07年の強気相場よりも依然として割安であることが示されている。株式の評価は相対的に、過去最低水準の債券利回りによって押し下げられている。

  株式市場の依然として健全な益利回りは、企業利益で賄われる配当などに基づく強気な見方を裏付けている。S&P500種の配当利回りは2.18%と、10年債利回りより約0.5ポイント高く、差は02年以降の時期の94%よりも大きい。

  フロント・バーネット・アソシエーツのマーシャル・フロント最高投資責任者(CIO)は「これは相場をある程度下支えする」と述べ、「株式が無リスク金利に比べてどう評価されているか見極める視点を提供する相対的な分析だ。利益が再び加速すると予想されれば、株式相場が大きく動く前兆となり得る」と指摘した。

原題:The S&P 500 Valuation Tool That Shows 2007 Peak a Long Way Away(抜粋)

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