5月16日の欧州マーケットサマリー:株変わらず、イタリア債など下落

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欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1329   1.1309
ドル/円            109.00   108.63
ユーロ/円          123.48   122.85


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  334.73     +.05      +.0%
英FT100     6,151.40   +12.90     +.2%
独DAX         N/A       N/A      N/A
仏CAC40    4,312.28    -7.71     -.2%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .51%        .00
独国債10年物     .14%        +.02
英国債10年物     1.40%       +.02


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,285.75    +19.85   +1.54%
原油 北海ブレント         49.05     +1.22    +2.55%

◎欧州株:変わらず、下げ解消の展開-原油・商品高で資源銘柄が上昇

16日の欧州株式相場はほぼ変わらずとなった。中国人民銀行(中央 銀行)が引き続き景気を下支えする方針をあらためて表明したことを受 け、鉱業株と石油・ガス銘柄が上昇し、指数のストックス欧州600指数 は一時の下げを解消した。

ストックス600指数は前週末比0.1%未満高の334.73で引けた。一時 は0.7%下げた。ドイツやスイスなどが祝日のため休場だったことか ら、この日の出来高は30日平均を約45%下回った。

CMCマーケッツ(ロンドン)の市場アナリスト、ジャスパー・ロ ーラー氏は、「資源銘柄と石油株は2月の安値以来、他業種に比べ堅調 だ」と述べた上で、「上昇相場が続くにはこれらの銘柄が好パフォーマ ンスを維持する必要がある」と語った。

個別銘柄では、アングロ・アメリカンが5.4%、タローオイルが 5%それぞれ値上がりした。一方、フランスの通信衛星運営会社ユーテ ルサット・コミュニケーションズは6.8%安と大幅続落。13日も28%安 の急落に見舞われていた。

原題:Europe Stocks End Little Changed as Miners Rise Amid Low Volume(抜粋)

◎欧州債:周辺国債、Brexitリスク過小評価-スプレッド急拡大も

16日の欧州債市場ではイタリアなどの周辺国債が下落した。周辺国 債は英国の欧州連合(EU)離脱(「Brexit」)が現実となった 際に最も影響を受けそうな資産クラスの1つであるにもかかわらず、こ うしたリスクが無視されていると指摘する声があった。

ロンドン時間午後4時4分現在、イタリア10年物利回りは前週末比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.49%。同国債 (表面利率2%、2025年12月償還)価格は0.145下げ104.575。欧州債の 指標とされるドイツ10年債利回りも2bp上昇し0.14%。

イタリア10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッ ド)はこの日、134bpとなった。アリアンツ・グローバル・インベス ターズの運用担当者、マイク・リデル氏(ロンドン在勤)は、周辺国債 がBrexitリスクを過小評価しているとの見方を示す。英国がEU に残留した場合にスプレッドは115bpまで縮小する可能性があるもの の、EU離脱なら際限なく拡大する恐れがあるとし、こうしたリスクの 下ではイタリア国債の下落を見込むトレードが自明だと付け加えた。

さらに「EU2位の経済大国である英国が離脱を決めたら、欧州の 将来像には良いシグナルとならない」とし、「ユーロ圏を結束させてい るのが政治的な意思だと考えれば、周辺国債が圧迫されそうな理由もわ かるだろう。こうしたリスクを補うのに十分な利回りが提供されている とは思えない」とも述べた。

イタリアとスペイン、ポルトガルなどの周辺国の国債は既に、それ ぞれの国の支払い能力という困難に直面している。イタリアは銀行危機 の解決からまだ程遠く、スペインは6カ月で2回目の総選挙に向かって いる。

原題:Europe’s Periphery Deaf to Brexit Warnings, AGI’s Riddell Says(抜粋)

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