【FRB要人発言録】マイナス金利の可能性否定しない-イエレン議長

5月9日から15日までの米連邦準備制度理事 会(FRB)要人の主な発言は以下の通り(記事全文は発言者の氏名を クリックしてください)。

<5月13日>
ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(カリフォルニア州サクラメントで講演後、聴衆の質問に回答):われわれは過去にマイナス金利を使わないことを既に決めた。だが、絶対ないとは決して言わない。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(カリフォルニア州サクラメントで講演後、記者団に):年内2回か3回の利上げ実施が依然、道理にかなう。

<5月12日>
イエレン米FRB議長(シャーマン下院議員への書簡で):将来の非常に厳しいシナリオの一部でマイナス金利の活用の可能性を完全には否定しないが、政策当局者は米国でこうした手段を採用する前に、意図せざる影響の公算を含めて幅広い問題を検討する必要があるだろう。一部の説明によれば、こうした政策は追加的な緩和策と受け止められる。われわれはもちろん、他国の経験からできる限り学ぼうとしている。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(ニューハンプシャー州コンコードで講演):最新の経済データが今後も、労働市場の緩やかな改善および目標に近づきつつあるインフレ率という認識と矛盾しなければ、金融当局は政策金利の緩やかなペースでの正常化の準備を整えるべきだ。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(ニューメキシコ州アルバカーキで講演):目下の経済状況にとって、現行水準は低過ぎると考える。金利変動に敏感なセクターが低金利への反応として過剰な債務を負って急成長し、その後に混乱を伴いながら巻き戻すことになりかねない。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(ニューメキシコ州アルバカーキで講演後、聴衆の質問に答えた):マイナス金利には非常に懐疑的だ。(次の利上げ時期について)目にしたくないのは米金融当局が後手に回ることだ。

メスター・クリーブランド連銀総裁(ドイツのライヒェナウ島で講演):(FOMCの参加者が示すインフレ予想に)一定の誤差範囲を設定する案を支持する。

<5月9日>
ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(オンラインでのフォーラムでの質疑応答で):当面、われわれは2012年に設定した2%のインフレ目標達成に集中すべきだ。だが、将来は米国や他の地域で、異なるインフレ目標を考慮すべきかどうか慎重な評価と再検討があるべきだ。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(オンラインでのフォーラムでの質疑応答で):米国経済は良好な状態にある。FRBが積極的、船を正しい位置に戻すため一部で異例の行動を取ったことも一因だ。

エバンス・シカゴ連銀総裁(ロンドンでのパネル討論会で):米国のファンダメンタルズは健全な状態が続き、政策金利引き上げを年内に徐々に再開できるペースでの成長が続くと考えている。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ロイターとのインタビューで):(米政策スタンスは)おおむね適切だ。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ミネソタ州ミネアポリスで講演):目立った物価・賃金上昇圧力もなく、より多くの人を労働市場に引き戻す可能性を考慮すれば、現在の緩和的な政策スタンスは適切だと考える。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ミネアポリスで講演後、聴衆の質疑に応答):追加の刺激措置が必要なら、金利の他に利用可能な別の手段がある。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(CNBCテレビとのインタビューで発言):労働市場には依然、たるみがある。

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