【ECB要人発言録】積極的QE追求で金利上昇リスク-バイトマン氏

5月9日から15日までの欧州中央銀行 (ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<5月12日>
バシリアウスカス・リトアニア中銀総裁(ビリニュスで):われわれには多くの手段が残されており、市場を驚かせることが可能だ。今はわれわれが合意し、発表したことを実行すべき時であり、当面は新たなウサギを取り出す必要があるとは考えない。

<5月11日>
ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):ECBは量的緩和に起因する資産バブルのリスクを警戒し不動産市場を監視している。金融政策の現在の目標はインフレ低下に歯止めをかけることであり、副作用の可能性はあるがそれらの副作用は他の措置によって抑制する必要がある。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):ヘリコプターマネーというのは理論的な概念であってユーロ圏で実践することは不可能だ。この政策には財政面の影響があり、われわれは金融政策と財政政策を切り離しておかなければならないので実践不可能だ。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):ユーロ共同債のような債券がユーロ圏に存在すれば望ましい。欧州全体として発行される債券には相当な需要がある。

バイトマン独連銀総裁(フランクフルトで講演):中央銀行が超緩和的な金融政策を長期化させ、フォワードガイダンスを長期にわたり示し、より積極的な量的緩和を追求すると、若干の政策引き締めや若干の引き締め見通しでさえも市場金利を急上昇させるリスクが高まる。

<5月9日>
コンスタンシオ副総裁(ロンドンでのイベントで):ECBはインフレ率を2%弱の水準とする目標の達成のために引き続き必要な措置を講じるし、取る得る政策手段はまだ十分にある。3月に採用した政策パッケージが効果を表すまでの時間を与えなければならない。その間に外的状況を厳密に監視する必要がある。

コンスタンシオ副総裁(ロンドンで行われた公開討論会で)「Brexit(英国のEU離脱)」が起きないというのが基本的な前提だが、万一それが起きれば欧州にとって全般にマイナスの影響をもたらし、われわれの見通しの下方修正につながる可能性がある。

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