ブラジル株:ボベスパ指数が下落-引き続き月間ベースで下げの流れ

13日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が下落。引き続き月間ベースで1月以来の下げとなる方向にある。ただ、過去の経験を踏まえれば、それは投資家にとって意外なことではなさそうだ。

  ブラジル株は過去10年間、5月は下落の月となってきたためで、今年も「5月に売って、立ち去れ」ということわざを再確認する流れとなっている。ボベスパ指数は前日比2.7%安の51804.31で取引を終了。今月に入ってからの下落率は計3.9%となった。

  ルセフ大統領に対する弾劾法廷設置が決まったブラジルでは、テメル大統領代行が12日に職務を引き継いだ。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ラファエル・オーマチ氏は「われわれはテメル氏の戦略について静観の姿勢にある」とした上で、「市場は現在の経済の現実にもっと関心を払い始めており、状況は良くないと考えられる」と話した。

  ブラジル石油公社(ペトロブラス)や住宅建設会社EZTECエンプレエンディメントス・エ・パルチシパソンエスなどの四半期決算が期待外れの内容だったことにより、過去100年間で最悪のリセッション(景気後退)に見舞われた同国の企業が苦闘する中、深刻な課題があらためて浮き彫りとなった。1-3月(第1四半期)決算の発表を済ませたボベスパ指数構成銘柄53社中、33社がアナリストの売上高予想を下回った。

  ペトロブラスは3.4%安、EZTECは0.7%安。鉄鋼メーカーのナシオナル製鉄 (コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル、CSN)は13%下げて、原材料メーカーの下落を主導した。6月1日付でMSCIブラジル指数から除外される大学運営のエスタシオ・パルチシパソンエスとオンライン販売のB2Wコンパニア・ディジタルも落ち込んだ。レアル相場は対ドルで1.4%安の1ドル=3.5311レアル。
  
原題:May Is Harshest Month for Brazilian Stocks as Ibovespa Retreats(抜粋)

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