米国株(13日):S&P500種1カ月ぶり安値-小売決算や利上げ観測

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13日の米株式相場は下落。小売り大手のさえない決算に加え、個人消費の堅調を示す指標を受けて強まった利上げ観測から売りが膨らんだ。S&P500種株価指数は1カ月ぶり安値で終え、週間では3週連続安と過去4カ月で最長となった。

  ノードストロムとJCペニーは、今週決算を発表した他の百貨店と同様に決算や業績見通しが失望を誘った。銀行株が午後に下げ足を速めた。原油相場が4日ぶりに下落し、エネルギー銘柄も安い。
  
  S&P500種株価指数は前日比0.9%安い2046.61で終了。ダウ工業株30種平均は185.18ドル(1.1%)安の17535.32ドルで終えた。

  テミス・トレーディングの株式ストラテジスト、マーク・ケプナー氏は「小売売上高のおかげで過去数週間のような下げにはならないとの見方もあったかもしれないが、現在の市場には他の問題もある。S&P500種が2100まで上昇すると必ず抵抗に会う。全般に決算はすばらしいというわけではなく、それも要因になっている」と述べた。

  4月の小売売上高は2015年3月以来の大幅な伸び率だった。一方、メーシーズやコールズなど大手小売りチェーンが今週発表した決算は弱かった。ノードストロムは13%安と、S&P500種の構成銘柄の中で下げが最もきつい。ウォルマート・ストアーズも安い。アマゾン・ドット・コムは6日ぶりに下げた。

  4月20日に4カ月ぶり高値に達したS&P500種の上昇基調は勢いを取り戻すのに苦慮している。収益が強弱まちまちで、景気加速の兆候が明るくも暗くもないことが背景にある。今週は商品高を受けて10日に2カ月ぶり大幅高となったが、11日はウォルト・ディズニーとメーシーズの決算が失望を誘って1カ月ぶりの大幅安になった。

  決算発表シーズンが終わりに近づく中、S&P500種構成銘柄の第1四半期業績に対するアナリスト見通しは7.4%減となっている。決算を発表した構成企業のうち約74%で利益が予想を上回り、54%で売上高が予想を上回っている。  

  5月の米消費者マインド指数は前月から上昇し、ほぼ1年ぶりの高水準。生産者物価は4月に前月比で上昇し、3カ月ぶりのプラスとなった。企業在庫は引き続き企業売上高の伸びを上回った。

  S&P500種は全10セクターが下げた。生活必需品やエネルギーなど6セクターで下落率が1%を超えた。

原題:S&P 500 Index Falls to One-Month Low Amid Data, Retailer Results(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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