欧州株(13日):上昇、米経済指標を好感-週間の上げ幅を拡大

13日の欧州株式相場は上昇。米経済指標が予想を上回る内容だったことを受け、米景気に対する楽観が高まった。これで指標のストックス欧州600指数は一時の下げから切り返した。

  業種別指数の中で小売り銘柄の上昇率が首位となった。英テスコとスペインのディストリブイドラ・インテルナシオナル・デ・アリメンタシオン(DIA)の上げが目立った。一方、フランスの通信衛星運営会社ユーテルサット・コミュニケーションズが28%安と急落し、通信株を押し下げた。今年と来年の業績見通しを下方修正したことが売り材料視された。

  ストックス600指数は前日比0.5%高の334.68で終了。一時は0.8%下げたものの、4月の米小売売上高がここ1年で最大の伸びとなったことや、5月の米消費者マインド指数がほぼ1年ぶりの高水準に達したことで、上げに転じた。前週末比では0.9%上昇し、3週間ぶりの上げとなった。

  ミトン・グループ(ロンドン)で1億4500万ポンド相当の資産運用に携わるヒュー・グリーブス氏は、「表面的には米小売売上高は驚くほど好調な様子だ。最近の一部小売企業の決算を考慮するとなおさらだ」と述べた上で、「米消費者に対する投資家信頼感はこのところ動揺していたが、今回の指標は米経済がソフトパッチ(一時的な軟化局面)には入らないという確信を市場に与えるだろう。だが、これは1つのデータに基づく見方に過ぎず、その他多くの指標は逆の方向を示唆している。方向性はまだ明確でない」と付け加えた。

原題:European Stocks Boost Weekly Gain After U.S. Data Beat Estimates(抜粋)