欧州債(13日):ドイツ債上昇、長期債が買われる-4月に物価下落

  • 独の長期債利回りには、一段と低下の余地がある-みずほ
  • 4月の独インフレ率改定値はマイナス0.3%-EU基準

13日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇し、長期および超長期債のパフォーマンスが短期債を上回った。同国の4月のインフレ率がマイナスだったことがこの日発表の経済統計で確認された。

  ドイツ30年債の2年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は134ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、前日の138bpから縮小。この日はフランスとベルギーの30年物国債も買われた。

  4月のドイツ消費者物価指数(CPI)改定値は欧州連合(EU)基準で、前年同月比0.3%低下と、速報値と一致。これを受けて、域内でのディスインフレ懸念が強まった。別の統計では独経済が1-3月(第1四半期)に2年ぶり高成長となったことが確認されたものの、30年債は堅調地合いを維持した。

  みずほインターナショナルの金利戦略責任者、ピータ-・チャトウェル氏は「まずまずのGDP統計が軽視される可能性はある」とし、「成長とインフレの弱いトレンドと景況感を損ねる恐れのある政治的リスクは、中期的に高い利回りに幾分戻ると市場でまだ懸念されていないことを意味する」と語った。

  さらに、「弱いトレンドが大規模な量的緩和(QE)と相まって、欧州で中核国の国債利回りが低下する可能性はまだある」と述べ、「こうした環境下で長期債の需要は一段と強い」と付け加えた。

  ロンドン時間午後4時9分現在、ドイツ30年債利回りは3bp低下の0.84%。同国債(表面利率2.5%、2046年8月償還)価格は1.080上げ144.32。10年物利回りも3bp下げ0.13%となった一方、2年物利回りはほぼ変わらずのマイナス0.51%。

  フランス30年債利回りは4bp下げ1.44%、同年限のベルギー国債利回りは5bp低下し1.58%。

原題:German 30-Year Bonds Outperform as Consumer Prices Fall in April(抜粋)