NY外為(13日):ドルが6週ぶり高値-小売売上高で利上げ観測

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13日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが6週間ぶり高値に上昇。4月の米小売売上高がここ1年で最大の伸びとなり、年内の利上げ観測が再燃した。

  ドルは週間ベースで続伸。朝方発表された経済指標では5月の消費者マインド指数も上昇し、ほぼ1年ぶりの高水準となった。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は2月以降で初めて50日移動平均を上回った。

  USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)の債券調査責任者、ジェニファー・ヴェイル氏は「ドルは順調に推移している」とし、「国内経済成長の持続性に対する安心感が直接反映されている」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.5%上昇。一時終値ベースでの比較で3月28日以来の高水準を付けた。週間では0.9%上げた。

  ドルは対円では0.4%安の1ドル=108円63銭。

  小売売上高の増加と消費者マインド指数の上昇は、米経済が年初の低調さから立ち直りつつあることを示唆している。

  みずほフィナンシャルグループの米法人為替セールス担当責任者ファビアン・エリアソン氏(ニューヨーク在勤)は「ドルがやや強さを増しつつある。明るい経済のニュースはいつでも喜ばしいものだ」とし、「このまま明るいニュースが増え、経済が堅調さを増していることが示されれば、利上げが再び材料視されるようになる」と続けた。

  ボストン連銀のローゼングレン総裁とカンザスシティー連銀のジョージ総裁は12日、金融当局があまりにも長期にわたって行動を先送りすれば、資産バブルを醸成しかねないとの認識を示した。

  このところのドル上昇を受け、ヘッジファンドなど大口投機家が建てている主要8通貨に対するドルのショートポジションからロングを差し引いたネットショートは縮小。商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ネットショートは10日終了週に3万7321枚だった。

  ブルームバーグが実施した調査の中央値では、ドルは年末までに対ユーロで1ユーロ=1.12ドル、対円で1ドル=115円に上昇すると見込まれている。

原題:Dollar Rises to 6-Week High as Retail Sales Gain Tops Forecast(抜粋)