中国:4月のファイナンス規模、予想下回る-過剰な資金供給見直しか

  • 1-3月の与信は記録的水準に拡大
  • 4月の新規融資とマネーサプライM2も市場予想に届かず

中国経済全体の4月のファイナンス規模は市場予想を下回った。当局は高水準の債務に依存することで生じ得る副作用を警告しており、こうした中で中国人民銀行(中央銀行)が大規模な貸し出しを抑制し始めたことが示唆された。

  人民銀が13日発表した4月の経済全体のファイナンス規模は7510億元(約12兆5300億円)。ブルームバーグがまとめた市場関係者26人全員の予想を下回った。4月の人民元建て新規融資は5556億元。予想中央値は8000億元だった。マネーサプライ(通貨供給量)M2は前年同月比12.8%増。3月の13.4%増から伸びが鈍化し、エコノミスト予想の13.5%増に届かなかった。

  1-3月(第1四半期)の与信が記録的な水準に膨らんだことを受け、当局は現在、何としても成長押し上げを図るという姿勢から距離を置きつつある。共産党機関紙の人民日報は9日、中国は不良債権および高まる債務水準に伴う他のリスクと向き合う必要があるとする匿名の「権威ある人物」のインタビューを掲載した。

  みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、沈建光氏(香港在勤)は「1-3月期に流動性を過剰供給した後、当局は考え直し始め、抑制している」と分析した。

原題:China Credit Expansion Moderates Amid Warning on Debt Binge (1)(抜粋)