シティが米国債などの自己勘定取引チーム解散、機会枯渇で-関係者

  • チーム責任者のレイチェバ氏はシティにとどまる見通し
  • 米規制や量的緩和などで収益機会が減少

シティグループは自己勘定で米国債や政府機関債の市場に投資するトレーダーのチームを解散した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  同関係者は内部で検討した事項であることを理由に匿名で、アンナ・レイチェバ氏が率いるストラテジック・トレーディング・デスクと呼ばれる同チームが活動中止になったと語った。取引機会が枯渇し始めたためだという。シティは顧客のためのサービスを行う業務に資源をより良く投じる方針を決めたと関係者は話した。

  同関係者によると、今回の決定で影響を受ける少数の社員が他部門に異動した。レイチェバ氏もシティにとどまる見通しだという。同氏に電話をしたが、会社の決定についてはコメントしないとしている。

  米当局が自己勘定取引に制限を加える新規定を設けたことを受けて、米金融機関の多くは既に自己勘定取引チームを解散している。米国債や米政府機関債、デリバティブ(金融派生商品)は制限措置の対象外。米金融当局が量的緩和(QE)プログラムを通じ住宅ローン担保証券(MBS)などを大量に買い入れ保有することで、1営業日当たりの売買高が急減。こうしたことからトレーダーがMBS取引で稼ぐのはここ数年、一層困難になっている。

原題:Citigroup Said to Disband Raytcheva’s Proprietary-Trading Team(抜粋)