世界海運6社でコンテナ船連合を立ち上げ、国内3社加盟-関係者

世界的なコンテナ船業界の再編の一環で、日本郵船商船三井川崎汽船を含む世界6社で定期運航のための新連合を組織することが明らかになった。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。先行する欧州連合や中国連合に対抗する。

  13日午後にも発表する予定。自社で受けたコンテナ運搬を連合の他の船で運ぶなどして互いに融通するという。同関係者らによると組織するのは、国内海運3社のほか、独ハパックロイド、韓国の韓進海運、台湾の陽明海運の計6社。始動は来年の予定だという。

  コンテナ船業界では需給バランスの崩れが相場下落につながる中、世界規模の合従連衡が進んでいる。同業界では、デンマークの世界首位APモラー・マースクがマレーシアのMSCと提携したほか、中国も国営海運2社の業務を統合している。

  バリューサーチ投資顧問の松野実社長は「世界のコンテナ船のシェアでは、日本は3社あわせても7-8%と言われるほど小さい」と指摘し、「弱者連合の意味合いの強いアライアンス」と評する。「戦略的な思考に基づいた大胆な施策、例えば国内3社で1つのコンテナ会社をつくるなどイノベーションが必要」と話した。

  陽明海運の副社長、ウィンザー・ファン氏は、13日午後に発表予定の新たな連合に加盟すると述べた。国内3社と韓進海運の広報担当者は取材に対しコメントを控えた。ハパックロイドの独ハンブルクの広報に取材を試みたが、時間外のため回答は得られていない。