ブラジル新財務相:信認と景気回復目指す-難題山積も期待高く

  • テメル大統領代行はメイレレス前ブラジル中銀総裁を財務相に
  • 歳出削減や生産性向上で手腕をあらためて発揮と投資家は期待

ブラジルのルセフ大統領に対する弾劾法廷設置が決まり、職務を引き継いだテメル大統領代行は12日、エンリケ・メイレレス前ブラジル中銀総裁を新財務相に指名した。メイレレス氏はブラジル金融当局者で最も実績のある一人。中銀総裁時に高い経済成長と物価安定を成し遂げた同氏は、今度は財務相としてリセッション(景気後退)からの脱却、投資家の信認回復という責務を担う。

  メイレレス氏(70)は複数の政党に影響力があり、アナリストが財政赤字の削減や投資家の信認回復で必要と指摘する歳出削減に向けて、議会内で意見集約ができる人物と見られている。

  メイレレス氏は中銀総裁時代に当時のルラ大統領と対等な関係を築き、独立した金融政策を運営していたが、後任のルセフ大統領は中銀の独立性を主張した同氏に不満を表明。2010年の1期目当選から1カ月弱で、メイレレス氏の留任を否定していた。

  15年のインフレ率は当局の目標の上限(6.5%)を4ポイント超上回り、投資家はメイレレス氏が歳出抑制や生産性向上で、あらためて手腕を発揮すると期待している。

原題:Lula’s Central Banker Returns to Take on Hardest Job of His Life(抜粋)

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