中国の旺盛な豚肉需要で億万長者2人誕生-飼料生産会社トップ

  • 中国では高品質の豚肉や鶏肉、牛肉の供給が急務
  • 大手飼料生産会社、政府の品質向上策で恩恵受ける

中国の旺盛な豚肉需要を背景に、同国の大手家畜飼料供給会社2社からそれぞれ億万長者が生まれた。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、中国5位の飼料生産会社で非上場の双胞胎集団の鮑洪星・最高経営責任者(CEO)の資産評価額は18億ドル(約2000億円)。同じく非上場で、四川省最大の飼料メーカー、四川特駆投資集団の創業者、陳育新氏の資産評価額は10億ドルを超えている。

  世界最多の人口を抱える中国では食品関連のスキャンダルが相次ぎ、高品質の豚肉や鶏肉、牛肉の供給が急務となっている。2人の億万長者は、より安全性の高い家畜の需要拡大による恩恵を受けている。

  国泰君安証券の農業アナリスト、王乾氏(上海在勤)は、「現時点の中国の飼料業界では、社内運営に問題がない限り、損失が出る可能性は低い」と指摘。「中国の畜産会社のうち自社で飼料を生産・自給しているのは20%未満で、80-90%は飼料会社から購入しなければならない」と述べた。

  中国農務部によれば、肉食への移行は国内の飼料需要の拡大につながり、中国を世界最大の飼料生産国へとシフトさせているだけでなく、同国は世界で最も多くの豚を飼育・消費している。大手飼料生産会社は、安全性や品質、環境保護に関する政府指針に適合する必要のある施設と原材料に多額の資金を投資することができるため、最も恩恵を受けている。

原題:China Eats So Much Pork These Feed Producers Became Billionaires(抜粋)

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