2人の米地区連銀総裁が利上げ主張-タカ派とハト派の意見一致か

更新日時
  • ハト派のボストン連銀総裁が再びタカ派寄りの認識示す
  • カンザスシティー連銀総裁は低金利がバブル引き起こすリスクを指摘

金融政策の議論で通常異なる立場を示す2人の米地区連銀総裁が12日、利上げに関して近い内容の主張を行った。共に、当局の行動が遅れれば資産バブルのリスクがあると指摘した。

  ボストン連銀のローゼングレン総裁とカンザスシティー連銀のジョージ総裁はこの日、別個のイベントで発言した。2人のコメント内容は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、タカ派とハト派の当局者の間で行動の必要性に関して意見が一致する可能性を示唆する。両総裁とも今年のFOMCで投票権を持つ。

  ローゼングレン総裁はニューハンプシャー州コンコードで講演し、「最新の経済データが今後も、労働市場の緩やかな改善および目標に近づきつつあるインフレ率という認識と矛盾しなければ、金融当局は政策金利の緩やかなペースでの正常化の準備を整えるべきだ」と述べた。

  ハト派を自認するローゼングレン総裁は経済データを考慮すれば、商業用不動産市場の過熱阻止で緩やかな利上げを実施することは正当化されると発言。一方、タカ派のジョージ総裁は現在の金利水準は「現在の経済情勢からみて低過ぎる」と主張した。

  ジョージ総裁はニューメキシコ州アルバカーキで、「金利変動に敏感なセクターが低金利への反応として過剰な債務を負って急成長し、その後に混乱を伴いながら巻き戻すことになりかねない」と指摘した。次回FOMCは6月14、15両日に開かれる。

原題:Two Fed Officials Make Their Cases for Interest-Rate Increase(抜粋)

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