欧州株:続落、企業決算は懸念緩和につながらず-バイエル安い

12日の欧州株式相場は下落し、指標のストックス欧州600指数は続落となった。最近発表された企業決算で、域内の企業と経済の健全性をめぐる懸念が和らぐには至らなかったことが背景にある。

  ドイツのバイエルが売り込まれ、化学株を押し下げた。事情に詳しい関係者によれば、同社は米モンサント買収の可能性を検討している。オランダの保険会社エイゴンは11%の大幅安。1-3月期に50%減益となったことが嫌気された。イタリアのゼネラリ保険は4%安。1-3月期は14%減益だった。石油・ガス銘柄は一時2.3%高まで買われたが、上げ幅を0.2%まで削った。カナダのオイルサンド施設が操業を再開する兆候が強まったためだ。

   ストックス600指数は前日比0.5%安の333.11で終了。日中高値は0.8%高、安値は1%安と上下に揺れた。

  ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏は「期待が低かったところにまちまちな企業決算が発表されたが、市場への支えにはなっていない」とし、「市場が必要としている実際の起爆剤は世界景気見通しの改善で、これは起きていないようだ」と語った。

  英FTSE100指数は1%下落。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、成長率見通しを下方修正し、欧州連合(EU)離脱(「Brexit」)が同国経済に打撃を与えると警告した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査で予想された通り、同中銀は政策金利を据え置いた。

原題:European Shares Drop as Earnings Fail to Inspire, Bayer Slides(抜粋)