犬のかみつき、米国の保険請求額が急増-治療費の高額化など映す

  • 平均請求額は2003年以降、94%増加
  • 15年の請求件数自体は前年比7.2%減少

犬のかみつきに伴う米保険会社への請求額が昨年、平均16%増加した。治療費や和解金の高額化を反映している。

  業界団体である米国保険情報協会が11日発表した資料によれば、犬のかみつきによる保険請求額は2015年に平均3万7214ドル(約400万円)。14年の同3万2072ドルから増加した。請求件数が多かった上位10州のうち、最高額はアリゾナ州の同5万6654ドルだった。

  同協会によると、犬のかみつきは昨年、住宅所有者に対する保険支払いの3分の1強を占めた。協会は米疾病対策センター(CDC)のデータを基に、毎年450万人ほどの米国民が犬にかまれており、その約5分の1で治療が必要だと説明している。

  犬にかまれた被害者の相談に乗っているロサンゼルスの弁護士、ケネス・フィリップス氏はインタビューで、「大半の人は保険請求しない。理由は明らかで、自分で飼っている犬にかまれた、あるいは家族や友人の犬にかまれたからだろう」と話す。

  犬にかまれたことに伴う保険請求の件数自体は昨年7.2%減少し1万5352件となったが、請求額は業界全体で5億7130万ドルと、前年の5億3080万ドルから増大。1件当たりの平均請求額は全米レベルで03年以降、94%増加した。 
 
原題:Dog-Bite Costs Jump 16% to $37,214 an Attack, Led by Arizona (1)(抜粋)

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