東京五輪招致との関連を仏検察捜査-日本の口座から2.2億円送金

更新日時
  • 2013年に日本の銀行口座からシンガポールの会社に振り込み
  • 支払いには東京五輪招致との名目が付けられていた

フランス検察当局は12日、国際オリンピック委員会(IOC)が2020年五輪の東京開催を決定する前に、日本の銀行の口座からシンガポールの口座に振り込まれた280万シンガポール・ドル(現在のレートで約2億2000万円)について捜査中であることを明らかにした。東京へのオリンピック招致をめぐる疑惑が浮上している。

  仏当局の発表によれば、日本の銀行の口座からシンガポールの「ブラック・タイディングス」なる会社に2013年7月と10月の2回にわたり送金があったとの情報を基に、昨年12月24日に捜査を開始。この支払いの名目は2020年東京五輪招致だったという。日本のオリンピック関係者は招致の不正疑惑を否定している。

  英紙ガーディアンは11日、東京五輪の招致をめぐり、招致委員会側 が国際陸上競技連盟のラミン・ディアク前会長の息子に関連する口座に130万ユーロ(約1億6000万円)を支払った疑惑が浮上していると報道 。菅義偉官房長官は12日の会見で、「東京大会招致はクリーンな形で行われたと認識している」と疑惑を否定した。

  仏検察当局者が電子メールで明らかにしたところによれば、ロシア選手の薬物使用の隠蔽(いんぺい)工作に関連した収賄とマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑を捜査する過程でシンガポールへの送金が発覚した。

  ディアク前会長の代理人に電子メールで疑惑に関するコメントを求めたがこれまでに返答はない。ガーディアン紙もディアク父子ないし代理人のコメントを伝えていない。

原題:French Probe for Possible Tokyo Olympic Bid Links to Transfers(抜粋)

(4段落目以降に仏捜査に関する情報などを追加して更新します.)
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