中国中銀の介入観測高まる-本土と香港の人民元相場の開きが拡大

  • スプレッド拡大は当局にとって居心地が悪い-NABのタン氏
  • 11日遅い時点でオフショア元のディスカウント幅は394ピップス

中国本土市場と香港のオフショア市場で人民元相場の開きが拡大しており、中国人民銀行(中央銀行)が市場介入に踏み切るとの観測が広がっている。

  香港市場で人民元がオンショア市場の相場より安い水準で取引されており、投資家は香港で元を買い入れ、上海で元を売ることで利益を得ることができる。昨年8月の元切り下げ後、人民銀はこうした取引を繰り返し阻止しようとしている。

  11日の遅い時点でオフショア元相場がオンショアを0.6%下回る水準となった。ディスカウント幅がいわゆる394ピップスに拡大。オンショア元が0.41%上げたのに対し、オフショア元の上げ幅は0.14%高にとどまった。

  現地時間12日午前10時34分(日本時間同11時34分)現在、オフショア元は0.05%安の1ドル=6.5309元、オンショア元は0.17%安の6.5028元。

  ナショナルオーストラリア銀行(NAB)の市場戦略責任者クリスティー・タン氏(香港在勤)は「スプレッドがさらに拡大し持続すれば、当局は居心地が悪いだろう。ディスカウント幅が500ピップスを超えれば、当局はより積極的になる公算が大きいと言えそうだ」と述べた。

原題:Offshore Yuan’s Widening Discount Raises PBOC Intervention Risks(抜粋)

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