元安見越したヘッジファンドの「群集心理」を批判-CICのチャン氏

  • 政府系ファンド、中国投資の幹部がラスベガスの会議で発言
  • ヘッジファンドのパフォーマンスに失望とチャン氏

中国の政府系ファンド(SWF)、中国投資(CIC)のマネジングディレクター、ロズリン・チャン氏は11日、人民元値下がりを見越した取引に殺到したり、利益を出すスキルが不足したりしているなどとしてヘッジファンドの運用担当者への批判を展開した。

  債券と絶対リターン投資を担当するチャン氏は米ラスベガスで開催された代替投資関連の会議でヘッジファンドについて触れ、「ここ数年のパフォーマンスにやや失望している」と述べた。CICはヘッジファンド業界の「相当大きな」投資家だとも説明した。
 
  チャン氏はまた、中国の個人投資家が市場に一斉になだれ込み相場をつり上げることで過ちを犯してきたが、ヘッジファンドの運用担当者は「群集心理」という点で等しく責められるべきだと語った。CICが投資している多くのヘッジファンドの運用担当者が元安に賭け、こうした取引が広がったと批判。「中国について本当はよく知らないというのに誰もが同じ取引をしている」と話した。

  チャン氏は資金運用担当者には今日の市場で稼ぐための新たなスキルが必要だと主張。「新たな現実に実際に適応できているマネジャーは10%に満たない。恐らく90%のマネジャーは自身がその10%に入っているのだと考えている」と述べた。詳細については言及しなかった。

  CICの最新年次報告によると、同社の資産は2014年末時点で7400億ドル(約80兆円)。

原題:CIC’s Zhang Slams Hedge Funds Over Returns, Yuan Short Bets (1)(抜粋)

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