幹部2割減らしたANZのインスティチューショナル部門、追加削減も

  • 部門のリスク資産を3年間で16%削減する計画
  • ANZのアジア事業拡大戦略はROE低下を招いた

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)グループのインスティチューショナル部門の新トップは、既に上級幹部20%余りを減らした同部門について、人員削減はまだ終わっていないと述べた。

  2月にインスティチューショナル部門責任者に就いたマーク・ウィーラン氏は11日のインタビューで、自己資本利益率(ROE)向上戦略の一環として、3年間で同部門のリスク資産を16%、金額にして300億豪ドル(約2兆4000億円)規模減らす計画であることも明らかにした。

  ウィーラン氏は「われわれは現在の市場と当行にとって適切でないモデルを築いてしまった。インスティチューショナル部門の組織を簡素化する場合は、上層部から始めて下のランクに広げていかなければならない。地域銀行でなくグローバルバンク向けにつくった組織であり、上・中級層が痛みの大部分を負う必要がある」と話した。

  ANZはHSBCホールディングスやシティグループなどの競合行に対抗するため、7年にわたってアジア事業拡大を進めてきた。この戦略により収入は拡大したが、利ざや縮小と費用増でROEが低下し、再考を余儀なくされている。

原題:ANZ Institutional Head Not Done After Cutting Top Ranks by 20%(抜粋)