銅生産最大手のコデルコ:銅相場は2017年末にかけて上昇へ-会長

  • 銅相場の見通しは1カ月前に業界幹部の会合が開催されて以降改善
  • 年初の上昇はファンダメンタルズではなく「ポートフォリオ関連」

銅生産で世界最大手のチリ銅公社(コデルコ)は、銅相場が来年末にかけて上昇すると予想している。設備投資削減により世界の需給が再び均衡に向かうためと説明している。

  コデルコのオスカー・ランダーリッチ会長は10日、米マイアミでのインタビューで、1カ月前にサンティアゴで業界幹部の会合が開かれて以降、銅相場見通しは改善していると指摘。「実際に判断を下す側の生産者はより良い方向に動きつつある。停止や延期となったプロジェクトは非常に多い。大手各社はいずれもそうした取り組みを終えた」と述べた。

  ロンドン市場の銅先物相場は今年、商品市場全般が下落する中でほぼ7年ぶりの安値に下落した後、現在は年初と比較してほぼ変わらずの水準となっている。3年間に及ぶ相場下落で生産が抑制されたことを受け、コデルコやグレンコアなどの生産会社がマイアミで開かれた業界会議で長期的に楽観的な見通しを示したことから、相場は11日に上昇した。

  ランダーリッチ会長は銅相場が今年初めに上昇したことについて、金融緩和策で市場の流動性が高まり投機的買いにつながったとして、市場のファンダメンタルズ(需給関係)ではなく「ポートフォリオ関連の決定」によるものだと指摘。市場は「来年末に向けて引き締まり始める」との見通しを示した。

原題:World’s Top Copper Miner Sees Prices Rising Toward End 2017 (1)(抜粋)