日産自:今期純利益は横ばい予想、円高が逆風に-市場予想下回る

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日産自動車は今期(2017年3月期)純利益が横ばいとなる見通しを発表した。円高が逆風になる。市場予想を下回った。

  12日に開示した決算資料によると、今期の純利益予想は前期比0.2%増の5250億円とした。ブルームバーグが集計したアナリスト22人の予想平均は5486億円。今期の営業利益は同11%減の7100億円、売上高が同3.2%減の11兆8000億円の見通しとした。

  今期の営業減益見通しでは、円高などが響く。前期比で為替影響が2550億円のマイナス要因となる。為替前提は対ドルで105円、対ユーロで120円とした。

  今期の世界小売り販売は前期比3.3%増の560万台を計画している。このうち、日本が1.3%増、中国は4.0%増、米国が3.5%増、ロシアを含む欧州は2.2%増などとしている。

  今年1-3月の決算では、純利益が前年同期比40%減の710億円だった。ブルームバーグが集計したアナリスト7人の予想平均960億円を下回った。

  国内大手自動車メーカーでは、トヨタ自動車が今期純利益で前期比35%減の見通しを発表、円高や諸経費増などが響く。ホンダは13日に決算発表の予定。

  日産自株は12日終値で前日比1.4%安の988.1円となり、年初来では23%の下落となっている。