ブラジル株:反落、消費関連株が安い-企業業績への懸念強まる

  • 1-3月決算で赤字を計上した国内小売り最大手が急落
  • 上院がルセフ大統領弾劾の審議を始める中、一時は1.7%高を付けた

11日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反落。政権交代への期待を背景とした上昇は企業利益見通しに比べて行き過ぎとの懸念が強まった。

  ボベスパ指数は前日比0.6%安の52764.46で取引を終了。ブラジル上院がルセフ大統領の弾劾裁判開始の是非を問う審議を開始する中で、同指数は一時1.7%高を付けた。上院のカリェイロス議長によると、審議は現地時間午後10時(日本時間12日午前10時)までに終わる見通し。ブラジル主要各紙の調査によれば、上院(81議席)で大統領に反対する勢力は約50人で、弾劾裁判開始に必要な単純過半数を上回っている。

  これまでに1-3月(第1四半期)決算を発表した同指数構成企業35社のうち、半数以上の業績は市場予想を下回った。MSCIブラジル指数の10業種の中で消費関連株の指数が最も大きく下げた。2006年以来となる赤字を計上した国内小売り最大手のブラジレイラ・ジ・ディストリブイサンが5%安。大学運営のクロトン・エデュカシオナルは3.8%安と、4営業日ぶりに下落した。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ルイス・グスタボ・ペレイラ氏は「今や弾劾は確定事項とみられており、最近の楽観的な見方による一部銘柄の上昇は行き過ぎていたと認識され始めている」と語った。

原題:Ibovespa Drops as Consumer Stocks Tumble Amid Earnings Concern(抜粋)