日産、燃費不正に揺れる三菱自の株式33%取得する意向-関係者

更新日時
  • 北京汽車など他企業も三菱自の株式取得の可能性を検討
  • 三菱自の米国預託証券は16%高、日産は2.2%安

日産自動車は燃費データ不正問題を抱える三菱自動車の株式33%を取得する意向だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。11日の米市場で三菱自の米国預託証券(ADR)は急伸、日産のADRは下落した。

  協議が非公開であることを理由にこれら関係者の1人が匿名で明らかにしたところによれば、交渉は予備的段階にあり、中国の北京汽車など他の企業も三菱自の株式取得の可能性を検討している。

  NHKや日本経済新聞は日産と三菱自の交渉がさらに進んでいる可能性を伝えた。日経によれば、日産が三菱自の第三者割当増資を引き受け実質傘下に入れる案が有力であり、両社は12日に取締役会を開いて資本提携を決める見通しだという。

  日産米国法人の広報担当、デービッド・ロイター氏はコメントを控えた。北米三菱自動車(MMNA)の広報担当、アレックス・フェドラック氏にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

  自動車アナリストのメリーアン・ケラー氏(コネティカット州スタンフォード)は「三菱自動車がパートナーを必要としていることは理にかなう。技術革新が急速に進む世界でやっていくためのエンジニアリングリソースが、明らかに同社にはないためだ」と指摘。「同社は米国などの主要市場では常に影の薄い存在だったが、実際には東南アジアではそこそこのビジネスを営んでいるため、魅力的な資産はある」と述べた。

  三菱自は日本時間11日、当初の対象だった軽自動車4車種以外で、現在販売中の9車種や販売終了車種についても、正しい方法で燃費を算出していない可能性があると発表した。相川哲郎社長は会見で、同社から軽自動車の供給を受けていた日産は「燃費目標を変えていくところには関与していない」と発言。益子修会長は、日産とは今後も継続して一緒にやっていく方法を模索したいと述べた。

  三菱自のADRは16%高の5.14ドル。日産のADRは2.2%安の18.18ドル。

原題:Nissan Said to Seek Large Stake in Struggling Mitsubishi Motors(抜粋)

(米国預託証券の終値などを追加して更新します.)
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