米国株:反落、ディズニーやメーシーズの決算に失望

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11日の米株式相場は反落。前日の上昇分をほぼ失った。メーシーズやウォルト・ディズニーの決算が失望を誘う内容となり、米消費者は支出拡大になお二の足を踏んでいるとの懸念が強まった。

  ディズニーやメーシーズの決算や収益見通しが予想を下回り、選択的消費株が3カ月ぶりの大幅安となった。13日には小売売上高が発表される。フォッシル・グループの決算も弱い内容になった。今週はJCペニーやノードストロムの決算が発表される。午後に入って薬品株を中心にヘルスケア銘柄が下げ、銀行株が上げを失うと、下げ足が速まった。

  S&P500種株価指数は前日比1%近く下落して2064.46で終了。前日には1.3%上げていた。ダウ工業株30種平均は前日比217.23ドル(1.2%)安の17711.22ドルで終えた。

  USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)のチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「業績に伸びがない中を株価が最高値まであと約3%に迫っていることを考えれば、狭い誤算の範囲内で株価は完璧なものを織り込んでいる。前日の上げはやや予想外で、今後数週間に見られそうなトレンドではなかった。どのような基準を用いても、株価は下落に向かっており、今後1年のトレンドは横ばいになるだろう」と語った。

  前日は商品相場の上げを受けて上昇したが、ディズニーやメーシーズの決算内容は、弱い企業利益が株価の一段高を阻む可能性があることをあらためて示した。他のメディア株や小売株、アパレル銘柄の下げが目立った。ダウ平均の構成銘柄ではディズニーに加え、ウォルマート・ストアーズやナイキが大きく下げた。

  決算発表シーズンが終わりに近づく中、S&P500種構成銘柄の第1四半期業績に対するアナリスト見通しは7.4%減と、4月の10%減から上方修正されている。決算を発表した構成銘柄のうち約75%で利益が予想を上回り、54%で売上高が予想を上回った。

  セブン・インベストメント・マネジメント(ロンドン)のインベストメントマネジャー、ベン・クマール氏は「決算シーズンはエネルギーと金融を除けば悪くはなかったが、気に入らないものを何でも除くわけにはいかない。楽観的な見方が広がった後、リスクを回避する日が数日続いたが、本物の勢いがない。石油がセンチメントを再び左右している。その他ではあまり動きがないためだ」と述べた。

  S&P500種10セクターのうち9セクターが下落。選択的消費株やヘルスケア、金融の下げが目立った。一方、公益事業株は小幅高。

原題:U.S. Stocks Fall After Disney, Macy’s Drab Results Spark Selloff(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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